ドラクエ1・2感想

そういえばFC世代のいわゆる「ロトシリーズ」であるドラクエ1~3をちゃんとプレイしたことが無かったなと思い3DSで配信されてたやつをDLしてきつつプレイしていたのでした。
とりあえず1・2をクリアしたのでその感想です。

■ドラクエ1
新しく冒険の書作ったらなんかオープニングとかもなくいきなり始まった!?しかもどこにでもいけるオープンワールド!?エッていうかどこ行けばいいの????
と当てもなくさまよった結果橋を越えた先に現れた強いザコに全滅し新しい洞窟に入ったらやっぱり全滅し…を繰り返しながら王様の死んでしまうとは情けないを延々と聞き続けるハメになりましたとさ まあ金の使い道あまり無かったから所持金半減のペナルティもあんまり痛くないしね…
これがRPG黎明期の時代のゲームかあ…と思いつつこれ色々と便利になってるはずのリメイク版なんですよね
確かに調べる場所が光ってたり吹き出しで分かりやすくなってたりはするんだけどイベントらしいイベントが少なかったり呪文の有用性が希薄だったりで当時の粗削りな仕様も味わえてよいですね。同時に最近のドラクエは要所要所にボスモンスターや逆フラグを配置して軽率に全滅しないよう配慮されてるんだなあ…というシステム面の進化も感じました。
あと私昔のドラクエに関しては4コマ漫画劇場でネタを履修してるんですけどあっこれ4コマで見たことある!という某進研ゼミ的なアハ体験も味わうことができました。当時の作家陣よくこんな限られたネタだけであんなに4コマを描けたな…
とまあそんな感じでマップも手狭だし話も一本道、敵とも一対一で何も考えず殴ってればなんとかなるという感じだったのであっという間にクリアしつつ2に移りました。

■ドラクエ2
2になるとパーティーも複数になり敵も徒党を組んでくるしどいつから倒すか等の戦略性も垣間見えはじめ、これこそ自分の知ってるドラクエ!感が一気に上がりました。
4コマやネット上のネタだと何かと弱い弱い言われるサマルトリアの王子だけどこれバランス調整がされたリメイク版なので弱いとかいう印象は全然しなかったし最初から最後まで頼りになる奴でした。ベラヌールで一時離脱した時ほんと怖くて必死に世界樹探してしまった。
それでもイオイオラ無しでいきなりイオナズン覚えるん!?ベギラマまでは覚えてベギラゴンは無いん!?等のカルチャーショックも感じました 最初はそうだったのか…
鬼畜と名高いロンダルキアの洞窟は落とし穴はまあ右手伝いでいけるという情報を仕入れていたのでそこまでは…だったんですけどループ通路は本当に参った 2択の出口が見えるたびに悩む~今ローレしか立ってないんだよな~~世界樹の葉もないし~~~つかそろそろ出口じゃないの!?というヒヤヒヤ感を体験しながら進めてました 階段見つけた時のアドレナリンの出具合やばかった まあ地上に出たら全滅したんですけどね!!
あと昨今のドラクエは会話システムによってキャラの掘り下げがされててそれが一つの魅力でもあると思ってますけど、この2だけは唯一仲間にキャラ付けがされてるにも関わらずその会話が出来ないんですよね。でもそのおかげで旅の間どんなやり取りしてるのかな、こんな出来事あったらいいな等の想像で補完できるのがいいなって思いました。

これは王女を連れてローレシア王に話しかけた時の妄想。こんな感じで隙間妄想できるのが楽しかったです。
それとドラクエって「勇者」は単体を指して言うことが主だと思いますけど2に限っては「3人揃って一人の勇者、誰一人欠けても勇者にはなり得ない」って感じの一体感があって、それが2にしかない唯一無二の魅力だなと感じました。それを象徴づけてるのが何といってもフィールドBGMで、最初は冒険に出たばかりの不安感漂う哀愁あるものだったのに3人揃った途端ヒロイックなメロディに様変わりしたのが非常に印象的でした。出会った当初は敬語喋りだった彼らがエンディングでは軽口を叩き合う仲になってるあたり道中で絆を深めていったのが感じられるし、旅中の色々を想像すればするほど3人のことが大好きになりました。
1よりはボリュームアップしてるとはいえやはり一本道だしやり込み要素もないのでゲームとしては物足りなさ感じますが、創作面を刺激されたという点ではめちゃくちゃ楽しかったです。2に関してはこれだけに限らずもうちょっと何かしら描いていきたいな~
というわけで2もクリアしたので本命の3プレイしてきます!!

漫画ではロレムン描きましたがイチ推しはサマルトリアの王子です。